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上海在住YSさんの受講体験談


私は5年前、夫の仕事の都合で上海へ駐在することになり、それをきっかけに中国語を勉強し始めました。以前、同じように声調のあるタイ語を勉強した際に発音の大切さを実感していたので、中国語の発音には自分なりにかなり気を配っていたつもりでした。実際ネイティブの先生について勉強していても、ほとんど直されたことがなかったので安心していました。ところが、ある日私の先生と他の生徒さんの授業を見る機会があり、私は衝撃を受けました。その生徒さんの発音は聞くに堪えないような発音にもかかわらず、先生は一度も直さず聞き流していたのです。その時、とにかく別の先生に一刻も早く私の発音を聞いてもらわなければと思い探していたところ、先生に出会いました。

 

先生について勉強してから劇的な変化がありました。まず1つ目は、発音です。私は音読会を受講しているので、オンラインレッスンではその音読会で発表した音声をもとに、私の発音指導をしていただきました。有気音・無気音の違い、舌面音・そり舌音、ang・engの口の開き具合など、私にとって毎回の授業は新たな発見ばかりで、とても充実したものでした。始めはそれを教えられた通りに発音することだけで精一杯で、頭では理解できていたけれども、口や耳は完全には理解できていなかったと思います。それでも先生は根気強く一字一句私の発音を聞き分け、丁寧に指導して下さいました。そんなある日、ネイティブの話す中国語を聞いていて、ふと自分の耳が先生の指導されていた有気音・無気音などの違いを聞き分けていることに気付きました。それからすぐに、口から出る自分の発音も自然と先生の指導通りに発音できるようになっていてとても驚きました。その結果、中国人のお友達や語学学校の先生に発音が綺麗、アナウンサーみたいな発音で聞いていて心地いいなどと誉められるようなりました。一番衝撃的だったのは、音読会の私の録音した音読を家の中で流していた時、今まで私の発音を誉めたことのない夫が「まさかこれ君の発音かい?すごく上手だよ!」と言ったことです。この一言は今でも忘れられません。


そして2つ目は、中国語検定2級の合格です。一度大した対策もせず軽い気持ちで挑戦し不合格になってから、今までの自分の勉強の仕方に不信感を抱き、これから先どうやって進めていけばいいのか途方に暮れていました。そんな時、先生は親身になって私の問題点を分析し、対策を考えて下さいました。私は長文問題が苦手で、特に穴が空いていると意味をとるのが難しいと打ち明けたところ、中国語検定の過去問の長文を使って一字一句和訳するという指導を提案して下さいました。これがほんとに難しくて、簡単な単語でさえも日本語訳が出てこなかったり、日本語力で訳していて原文の意味を取り違えていたりなど様々な問題点が浮かび上がってきました。この時初めて今まで和訳を軽視してきた自分の勉強法を大いに反省しました。この方法で10回分の過去問の長文問題を和訳し、テストに挑みました。テスト当日試験が始まり、衝撃的なことが起こりました。緊張しながら長文問題を解き始めると、何ということでしょう。少しも迷わず、答えはこれしかないと断言できるほど明解でした。この初めての感覚を味わえたことが嬉しくて、テスト中思わず笑みがこぼれるほどでした。答えを迷わないので読解の時間も速く、何回も見直しすることができ、自信と共に緊張もほぐれるという最高の体験でした。先生の分析と対策は素晴らしいものだということを、この試験を通してより一層感じました。

 

これらの劇的な変化を通して、最近ますます中国語の勉強が楽しくなってきました。そして、心から中国語という言語が大好きになりました。この気持ちを持てたことが本当に嬉しいです。ここまで私を導いて下さった先生にとても感謝しています。今後もっと素晴らしい中国語の世界へ連れて行っていただけることを期待しております。

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