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関西地方在住ENさんの受講体験談


私は5年前、初めて上海を訪れました。当時、知っている言葉と言えば你好・谢谢くらい。旅を楽しむというより、中国のエネルギーに圧倒された旅でした。言葉が分かれば、もっと楽しめたのではないか、帰国後、書店で入門書を購入。中国語学習がスタートしました。独学から始まり、ネットでCD教材を購入して、学習方法を教えてもらったり、スカイプでネイティブと会話したり。検定試験もなんとか合格したものの、発音が正しいか・どうしたら話せるようになるのか独りで悩む日々でした。

そんな時、縁あって、こちらでの受講が始まりました。最初はピンイン・四声から教わりました。音声のみのレッスンですが、先生は私の発音を聞いて、口の形・舌の位置がどうなっているか的確に分かります。これには本当に驚きました。そしてどうすれば正しい音が発音できるか言葉で理論的に教えて下さります。レッスン中に先生が中国語を発音することがゼロの時もあります。基本、生徒のみ音読・復唱をします。これはレッスンの大きなポイントだと思います。また、間違いの訂正や説明を根気よく、何度もして下さります。そして和訳をすることを重視しており、中国語と日本語の相違点を学ぶことも多く、音声でその説明を聞けるのはとても貴重です。レッスン前はとても緊張しますが、レッスン後は充実感でいっぱいです。何一つ無駄なことはなく、真剣に先生の言葉に耳を傾けています。教材も你好から始め、和訳・音読・復唱とコツコツ60課まで続きました。

レッスン開始から1年4ヶ月。家族で3度目の台湾へ。100%現地人で賑わうレストランに行きました。メニューも中国語のみ。家族からの無言のプレッシャー。店員さんに怪しい文や単語で注文してみました。店先に連れて行かれ、鶏はこれだろ?と吊り下げられた肉を指さす店員さん。蝦と言えば、あれがいいよと隣のテーブルの蝦を指さす。さらに確認の為、私がいろいろ言おうとしても、わかっているよ。とそんな感じで注文完了。そしてお料理は本当にどれも美味しく、家族も大満足で、店員さんにお料理の内容について感想を言うことができました。この時点で会話力はまだまだですが、今までと違う点は、中国語を話したり聞くことに対して、構えたり、緊張しませんでした。そして中国語を話すことが目的ではなく、意思疎通の手段にすぎないことを実感しました。中国語を話しているという意識があまりなかったように思います。街中で聞こえてきた中国語は、別に特別なものではなく学習してきた単語、文。以前より中国語を話す自分を想像できるようになりました。

その後は、听写・音読会・一言フレーズの暗唱が始まりました。听写に関しては、聞き取りに苦労することもよくあります。その中でひどい間違いに対しては、あり得ないです。不思議です。等と言った容赦ない、直球のコメントが返ってきますが、先生も指導に真剣だからこそのお言葉だと思っています。音読会も普段一人で学習しているだけに心強い存在です。自分の音読を発表する場があるということ。そのために何度も何度も音読します。独学だと強い意志がないと継続できないように思います。それでいて結局は自己との向き合いになっている点が良いと思います。私は今、国内で中国語を学習するのにとても良い環境にいます。皆さんがおっしゃるように、生徒に寄り添ってくれる先生ですので、後は、先生の指導の下、自分で積み上げていくことができれば、中国語を話せるようになると信じています。

 

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